ピカソの遺言 私に乾杯を

この度は、三軌展におきまして、 素晴らしい文部科学大臣賞を頂きまして、誠にありがとうございました。  僕の作品は、「ピカソの遺言 私に乾杯を!」 とにかく、今回は、何を描こうか?という単純な気持ちから、スタートしました。 僕は、そもそもが、小学校6年の時、ダリの「記憶の固執」という時計が グニャリと曲がっている光景を描いた作品に衝撃を受けた人間で、 以来あんな絵を描きたいと思って来ました。 しかし、今回、ピカソを選んだのは、ピカソの作品の多様性です。 ずっと同じ方向性の絵は、描かない!その変化の凄さ、一挙手一投足に 関心を持たれ、長きに渡って、エンターティナーであり続けた画家に、 焦点を当てたくなりました。  彼の過去の作品を並べて、彼の顔を描くしかない。しかも、彼の眼差しがキモだと 思うので、彼の眼が、リアルに描ければ、そこが、分かれ目と思っていました。 ご覧になって、どう思われましたでしょうか?是非、感想をお聞かせください。 お待ちしています。  追記:ピカソの遺言、最後の言葉が「私に乾杯を!」ですよ。 どんな気持ちで、そんな言葉が出て来るんでしょうか? 凄すぎますよね。そんなピカソは、やっぱり素敵すぎます。 アンタは、エライ!



                                                             







第77回 三軌展   2025年5月14日~26日 国立新美術館


新しい試みもありました。三軌会員の共同制作作品『遊びの窓』